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モナコ Eプリ

2024年4月27日、ABBフォーミュラEのモーターレースがモナコで再び開催されます。電気自動車が熱戦を繰り広げることでしょう。

アイデアが現実に

2011年3月3日の夜、FIA会長のジャン・トッドと、スペインの実業家でフォーミュラE会長のアレハンドロ・アガグはパリのとあるレストランで会合。世界初の電動シングルシーター選手権となるABB FIAフォーミュラE世界選手権について、2人はナプキンに走り書きしながらアイデアを分かち合いました。
フォーミュラEの使命は、モータースポーツ界最高のドライバーとチームをグリッドに揃え、世界で最もアイコン的な国の路上でレースを行い、持続可能なモビリティの可能性を示すことです。より素晴らしく、よりクリーンな未来のために、電気自動車を最前線に押し出します。

進化か革命か… ?

2014年9月、フォーミュラEの第1シーズンが開幕しました。当初は、(フォーミュラ2に匹敵する)1つのモデルのみを受け入れる、カテゴリーは一つしかない形式をとっていました。2015年以降、フォーミュラEではエンジンだけでなく、さまざまなコンポーネント(ギアボックス、リアアクスル、電子制御ユニット)もメーカーが独自に生産できるようになりました。
このモーターレースは大きく進化し続けており、これまで以上にパフォーマンスの高い車とテクノロジーが登場しています。
2018/2019年度のシーズンでは、Gen1に代わってGen2が発表されました。180kW(240馬力)から250kW(335馬力)にパワーアップし、最高速度は280km/h。
フォーミュラEはモーターレースを刷新し、アタック・モード(ATTACK MODE)によって新たな戦略が生まれました。これはチームとドライバーにとって大きなチャレンジとなります。 その戦略とは、最適な軌道から離れてATTACK MODEを発進させ、数周の間だけパワーアップするというものです。また、フォーミュラEでは、ファンがお気に入りのドライバーに投票することでレース結果に影響を与えることができます。ファンが投票することで、お気に入りのドライバーの車がレース中に特別に機械的性能をアップすることが可能になります。この「ファン・ブースト」というシステムが適用されるスポーツは世界でもフォーミュラEのみ。

 

常にスピードアップ…

2022/2023年度のシーズンで注目されたのは、シングルシーターの第3世代であるGen3の登場でした!
8年間にわたる電気自動車レースで学んだことを活かし、時速320kmに達する350Kw(470hp)の車両が生産されたのです。第1世代と比較して、この新モデルは75%パワーアップし、最高速度は時速95kmもスピードアップ!

 

モナコEプリは毎年開催

2015年5月に開催された第1回モナコEプリでは、第1世代のフォーミュラEカーでは航続距離が足りず、F1が使用するフルサーキットを走ることができなかったため、F1グランプリのサーキットを短縮して走行しました。
2021年からは電動シングルシーターはフルサーキットでレースを行っており、このモータースポーツが誕生して以来、技術的な進歩を遂げていることを証明しています。
2015年、2017年、2019年、2021年、2022年と隔年で開催されたモナコEプリですが、2021年6月にFIAの世界モータースポーツ評議会で承認され、ABBフォーミュラE世界選手権の一環として毎年開催されることになりました。

 

1800台収容可能の新しい駐車場

モナコ公国の西側入り口、熱帯植物園の向かいに位置するサリーヌ駐車場がオープンしました。モナコF1グランプリのサーキットへのアクセスがよりスムーズになり、優待料金も適用されます。
モナコF1グランプリのサーキットへは、ギャルリー・デ・サリーヌを通り、丁寧な標識で示されている歩道を15分ほど歩く、または、モナコ・バス公団が特別に運行するシャトルバスを利用するとアクセスすることができます。サリーヌ駐車場券を提示するとシャトルバスは無料で乗車できます。
シャトルバスは午前8時から午後8時まで、サリーヌ駐車場からフォンヴィエイユ地区のアルベール2世通りまで10分間隔で運行されます。アルム広場とサーキットまでは、徒歩またはエレベーターで数分です。
お身体の不自由な方は、エレベーターのご利用をおすすめします。

詳しくはこちらのページをご覧ください →  サリーヌ駐車場

モナコで電気自動車レースの雰囲気を是非体験しましょう。

詳細はACM(モナコ自動車クラブ)のウェブサイトをご覧ください。

写真クレジット: ©ACM / Jean-Marc Follete / Stephane Demard / Natacha Peyret / FIA Formula E