モナコ大公が環境保護に関する著作を初出版

発行日 2022/09/14
モナコ大公アルベール2世は今年6月8日に初めての著作となる「人間と海」(原題「L’Homme et l’Océan」)を出版しました。世界海の日の機会に、海洋自然の保護に緊急に立ち向かわなくてはならないことを人々に呼びかけるためのモナコ大公からのメッセージです。海を守ることは地球を守ることにもつながります。また、グレース大公妃の伝記本も再出版されました。

アルベール2世は海の未来に関する考えをこの本で述べています。モナコ大公はモナコの海洋調査隊派遣を再開しました。次回はインド洋で海洋調査が行われます。アルベール2世は即位して以来、環境問題をモナコでも優先するべきこととし、世界各国でも多くの活動を行なって環境保護に貢献してきました。
環境保護への関心は家族代々受け継がれてきたものであり、「探検大公」とも呼ばれた高祖父アルベール1世も多くの科学調査隊を派遣して環境問題分野での様々な発見や進歩に貢献したことをアルベール2世は語っています。

私の世代に投げかけられたチャレンジに参加することは私の義務なのです。地球という最も大切な資源を守るために解決策を見つけましょう。

モナコ大公アルベール2世

    
お分かり頂けたように、モナコは常に注目を集めています。グレース王妃没後40年を記念して「忘れ難きモナコのグレース大公妃(Inoubliable Grace de Monaco )」が再出版されたのも驚くことではありません。著者は欧州の王室専門家ジャン・デ=カールです。

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