RainierIII皇太子とハノーファー王女ご臨席のもと開設されたアトリエは、モネガスク・カンパニーの仕事場である。広さ4000平方メートルの旧製材所を利用したこのアトリエには、ダンサー、芸術、技術、管理の各チームがひとつ屋根の下に集結している。ダニエル・レイモンとソフィー・ニヴァッジョーニという2人の建築家が、ジャン=クリストフ・マイヨとともに、ダンサーや舞台芸術に関わるさまざまな職種の極めて特殊なニーズを考慮しながら、この空間の構想と設計に取り組んだ。熟慮と分析を重ねた結果、カンパニーのイメージを反映した、バランスの取れた機能的な空間ができあがった。直線的で厳格なラインと広々とした透明なボリュームは、アトリエがハードワークと技術的専門知識の場であると同時に、集団によって行われる研究と実験のための真の実験室であることを常に皆に思い起こさせる。アトリエはまた、生活の場であり、家でなければならなかった。ダンサーにとって、仕事場は主な家であり、そこで時間を気にすることなく踊り、生活することができる。「厳しさ、品質、パフォーマンス、知性がダンサーに要求されます」とジャン=クリストフ・マイヨは強調する。「この要求に応えるためには、快適さ、安らぎ、くつろげる場所、広々とした休憩スペースと作業スペース......。快適さ、くつろぎ、リラックスできる場所、広々とした休憩スペースや仕事場......これは間違いなく贅沢なものですが、彼らにふさわしいものであり、彼らに期待されるものなのです。周知のように、「アスリート」の環境は成功の条件のひとつである。最後に、運営チーム、芸術チーム、技術チームが同じ『テリトリー』に集中しているため、本当に協力し合うことができる。その結果、バレエ団はモナコ公国の二面性を表現することができる。それは、私たちが輝く舞台、スペクタクル、華やかさ、そしてもうひとつは、仕事、努力、厳しさであり、モナコの名声に貢献し、世界にその名を轟かせる人々にモナコ政府が配慮していることを物語っている。 モンテカルロ・バレエ・アトリエ +377 97 70 65 20 www.balletsdemontecarlo.com