Exhibition

世界の果ての地を旅することができる展覧会。

ガラス張りの美しい会場グリマルディ・フォーラム・モナコ（Grimaldi Forum Monaco)にて特別展覧会「フランスの最南端と最北端の大地」が2015年9月8日から9月27日まで開催されます（入場無料）。

この展覧会ではフランスの海外領土の中でも意表をつく最も知られていない地域について大人も子供も楽しく学ぶことができます。豊かな生物多様性を誇るこれらの熱帯地方と氷と雪に覆われた地域は人間も住んでいるという点で大変珍しい場所です。

フランス領土として軍隊の保護化にあるこれらの地域には、冬期住民、軍人、科学研究者たちが年に数ヶ月滞在します。世界の果てにあるこの広大な地域は他の場所から遠く離れ、住民も少ないことから科学的分野及び環境分野において大変重要な場所です。

フランスの最南端と最北端の地域は5つの区画に分れており、毎年約225人のフランス人及び外国人研究者たちが約60件の科学的プログラムを実施しています。

この特別展覧会はフランスの最南端と最北端の地域に生息する生物相と植物相を目にすることができる稀少な機会となることでしょう。これらの生物相と植物相は環境学的にも大きな価値があるものです。

「フランスの最南端と最北端の大地〜世界の果てへの旅〜」と題されたこの特別展覧会はフランスの最南端及び最北端の地域と、モナコの実業家フィリップ・オルテリ氏の協力により実現しました。展示されている写真はブリュノー・マリーとステファニー・レジュロンの作品です。この展覧会は領土誕生 （1955年8月6日）60周年を記念して開催されたイベントのひとつでもあります。

ブリュノー・マリーとステファニー・レジュロンは熱帯地方から北極まで広がるフランスの最南端と最北端の領土の美しい写真集を2015年9月に出版する予定です。

会場となるグリマルディ・フォーラム・モナコは環境問題に取り組んでいる施設です。

国際標準規格ISO 14001の認定を受けているグリマルディ・フォーラムは環境保全を呼びかけることを使命のひとつとして掲げています。

このモナコの会議・文化センターでは、全ての人々に関わる問題である環境保護のための活動を数多く行い、環境を守るための解決策を提案しています。

グリマルディ・フォーラムは持続可能な発展をテーマとするデジタル雑誌「モナコ・アクト・グリーン（Monaco Act Green）」を創刊し、アルベール2世財団とともにモナコロジー展示会（S alon Monacology）に参加しました。グリマルディ・フォーラムは環境問題への関心を喚起して環境保護のために積極的に活動しています。

環境保護のために大切な最南端と最北端の地域を紹介する特別展覧会「フランスの最南端と最北端の大地〜世界の果てへの旅〜」の開催にはグリマルディ・フォーラムのそのような姿勢が表われています。