Monaco Old Town festival

2012年7月21日(土) 午後5時半
Monaco Old Town festivalSaturday 21 July, at 5 pm Monaco-Ville
06/28

モナコの中心街のカーニバル«シアラトゥ(Sciaratu)» 2012年

7月21日(土)モナコの中心街が華やかなカーニバルの舞台となります

«シアラトゥ(Sciaratu)» はモナコの夏のカーニバル。ドラゴンをテーマにモナコの中心街にパレードやライブコンサートなどのイベントが行われ、カーニバル用の衣装や小物の出店も出現。

 

市役所広場(Place de la Mairie )では夜10時からDJがセレクトする音楽で誰でも参加できるダンスパーティーが開催されてこのカーニバルの幕を華やかに閉じます。

 

このカーニバルの由来について:

その昔、四旬節(キリスト教徒の節制の慣習)の少し前の時期、すなわち今のカーニバルの頃にモナコでは人々が変装して街中をパレードするという習わしがありました。男性は女性に、女性は男性に変装するのが人気で、若者はグループでコットン製の帽子と長シャツをまとい、大きなシーツの4隅をつまんで広げて街を練り歩きました。そして大きな声で歌いながらウ・パヤスーu payassu)と呼ばれるわらと布地で作られた人形をシーツにのせて高くほうり投げ、落ちてきたその人形をキャッチするという遊びも楽しむのが習わしとなっていました。

第二次世界大戦後、カーニバルは冬に行われていましたが、カーニバルが開催されるのは3日間だけになりました。ウ・パヤスー人形の遊びもイ・ムフィ(i Mufi)と呼ばれる若者達に引き継がれていましたが、行われるのは街の通りではなく市役所広場で、日程もマルディ・グラ(謝肉祭の最終日の祝日)に変わりました。

 

カーニバル実行委員会であるロカ・クラブが花車とブラスバンドの参加を加えることを決定したのは最近のことです。しかし、パヤスー人形とシアラトゥの伝統は続いており、花車のスターとなっています。シアラトゥは漆喰と厚紙を混ぜて作られた人形で、カーニバルの王様を象徴しています。今ではカーニバルの開催は夏となり、華やかなダンスパーティーで締めくくられるようになりました。

 

*シアラトゥとはカーニバルの王様の名前です。


モナコ中心街のカーニバル«シアラトゥ(Sciaratu)» - 7月21日(土)午後6時から10時まで街中で開催。

www.mairie.mc