Ballet

5, avenue Paul Doumer
06240 Beausoleil
France
2015年2月11日(水) 〜 2015年2月14日(土)、 午後7時半
Dance performances of "Les Imprévus" ("The Unexpected") by the Compagnie des Ballets de Monte-CarloFrom Wednesday 11 to Saturday 14 February, at 7 pm Atelier des Ballets de Monte-Carlo
01/13

2015年のモンテカルロ・バレエ団

大きな観客動員数を記録した12月。年明けもまだ間もない時期ですが、モンテカルロ・バレエ団は今年も大掛かりな演目とダンサーを身近に感じることができるこじんまりとした演目を交互に上演し続けます。

2015年2月:

年々人気を博している「アンプレヴュ(Imprévu)」。国外ツアーに出発する前のモンテカルロ・バレエ団のリハーサルを稽古場(Atelier)で見学することができます。

2015年4月:

2月とは会場も規模も変えて 、ジャン=クリストフ・マイヨー振り付けの「ロミオとジュリエット」をグリマルディ・フォーラム(Grimaldi Forum)にて上演。シェイクスピア原作によるこのバレエは今では世界的に有名になりました。キャプレット家とモンタギュー家の争いから起こる悲劇を語る、ジャン=クリストフ・マイヨーの代表作のひとつです。

2015年6月:

「アンプレヴュ(Imprévu)」とはフランス語で「予想外の出来事」という意味ですが、ジャン=クリストフ・マイヨーはこのタイトルにふさわしい演目を上演します。演目は当日にならないと解らないという、遊び心と好奇心を刺激する企画です。何が演じられるか知るためにはモンテカルロ・バレエ団の稽古場(Atelier)に当日行くしかありません。ジャン=クリストフ・マイヨーがどんなサプライズを用意しているか楽しみです。

この楽しい企画のあとには、グレース大公妃バレエ・アカデミーのガラ公演がモンテカルロ・オペラ座のガルニエホール(Salle Garnier de l’Opéra de Monte-Carlo)で開催されます。一年間、教師達のもとで稽古した成果をバレエ学校の生徒たちが「白鳥の湖」をテーマに、クラシックバレエからコンテンポラリーダンスまで(マッツ・エック、,ジャン=クリストフ・マイヨー、マリウス・ペチパ / レヴ・イヴァノフ、 マルコ・ゴーケ等)披露します。音楽の演奏はモンテカルロ国際ヤングオーケスオラが担当。

2015年7月:

モナコ・ダンスフォーラムの一環として、グリマルディ・フォーラムとの共同製作によりベジャール・バレエ・ローザンヌと東京バレエ団がモーリス・ベジャールの代表作の1つであるベートーベン第九交響曲を上演します。音楽はモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団とモンテカルロ・オペラ合奏隊が担当。数百人にのぼるアーティストたちがグリマルディ・フォーラムの舞台に登場するこの大掛かりなバレエにはモーリス・ベジャールのヒューマニスト的精神が表現されています。

「エテ・ダンス(Été Danse)」フェスティバルではオリジナル創作品が紹介されます。ダンスの将来について常に考察し続けているジャン=クリストフ・マイヨーは3人の若手アーティストたちにモンテカルロ・バレエ団のための作品を創作するよう依頼しました。スロバキア人振付け家ナタリア・ホレクナは衝動的なエネルギーに満ちた世界を表現、スウェーデン出身のポンチュス・リドバーグはカラダの動きのアヴァンギャルドな感覚に注目、 ヨルン・ヴェルブルーゲンは遊び心のあるちょっと風変わりなイメージの世界を紹介します。ヨルン・ヴェルブルーゲンはモンテカルロ・バレエ団所属の才能豊かなダンサーでした。「エテ・ダンス(Été Danse)」フェスティバルの幕を閉じるのはジャン=クリストフ・マイヨー作「シンデレラ」です。愛されし者を見出すというテーマで繰り広げられるこのバレエでは、おとぎ話の登場人物も結局は私達と同じように感情を持つ人間であり、感動的な物語を通じて成長していく様子が描かれています。

7月10日にはニース市にあるマルク・シャガール美術館にてモンテカルロ・バレエ団によるダンスパフォーマンス「パ・クロワゼ(Pas croisés)」が上演されます。

 

インフォメーション : www.balletdemontecarlo.mc