Exhibition

モナコ在住のロシア人画家ゲオルギー・シーシキンの特別展覧会「ロシアの夢」がモナコ大聖堂にて2015年8月12日から9月末まで開催されます。

展覧会は毎日午前8時から午後7時までオープン。

ゲオルギー・シーシキンの作品20点が展示されています。

ゲオルギー・シーシキンは1995年からモナコで活躍し始めました。

彼が正式にモナコに住み着いたのは1998年のことでした。「ロシアの夢」と題された一連の作品で有名なこのロシア人画家は肖像画及びモナコの切手の絵を描く画家として高い評価を受けています。

パステル画では世界の頂点に立ったとされているゲオルギー・シーシキンはパステルがよく馴染む、独自のオリジナルなテクニックを開発しました。

その独特のテクニックでパステル画の可能性を広げた彼の作品には、光の明るさ、透明感、流動性といった、パステル画には珍しい特徴が見られ、まるで絵が躍動しているかのような印象を受けます。

パステルという具材、テクニック、流動性のある情感が交互に働きかけるゲオルギー・シーシキンの作品はスピリチュアルの世界に到達しています。

シーシキンは先ず最初に、色彩のタッチから生まれる抽象的な構成でじょじょに人物を浮かび上がらせて作品全体を構築します。「（シースキンの作品では）そのようにスピリチュアルな思想の変貌が画像で表現されるのです」（ウラジスラヴ・クラフノスキー談）