"La Traviata" by Giuseppe Verdi, new production by Jean-Louis Grinda with Inva Mula, Sonya Yoncheva, Jean-François Borras, Sergueï Semishkur, Luca Salsi, Stefano Antonucci, Liliana Mattei, Loriana Castellano, Alain Gabriel, Gabriele Ribis, Guy Bonfiglio, René Schirrer, the Chorus of the Monte-Carlo Opera and the Monte-Carlo Philharmonic Orchestra conducted by Marco Armiliato, organised by the Monte-Carlo OperaFriday 25 January (gala) at 8 pm, Saturday 26, Wednesday 30, Thursday 31 January, at 8 pm, Friday 1 February (young audience) and Saturday 2 February, at 8 pm, Sunday 27 January and Sunday 3 February, at 3 pm Salle Garnier, Opéra de Monte-Carlo
01/11
オペラ«椿姫»モナコ公演
オペラ・ド・モンテカルロでヴェルディの代表作を1月25日から2月3日まで上演
ジョゼッぺ ヴェルディはイタリアのブーセット町出身です。このイタリアを代表する作曲家は王様の暗殺(«仮面舞踏会»)や貴族の非難されるべき行動(«リゴレット»)、彼の若い頃の作品に多く見られるオーストリアに対する反抗の呼びかけなど、政治的テーマをとりあげた作品を発表し、公権力または社会的道徳による検閲を受けることが多い人生を送りました。
しかし、«椿姫»ほど彼の人生そのものと深い関わりのある作品は他にないでしょう。ヴェルディは当時、«ナブッコ»でアビガイッレを演じたオペラ歌手ジョゼッピーナ ストレッポーニと同棲中。ジョゼッピーナは未婚の母でもあった自由奔放な女性で、ヴェルディはブルジョワ階級の人々からの皮肉や軽蔑の視線に耐えなくてはなりませんでした。高級娼婦との愛の悲劇を語った作品«椿姫»からはこのヴェルディの私生活が連想されます。19世紀のメロドラマ的悲劇にそって展開するこのオペラでは、高級娼婦が恋人の家族から関係を反対され、肺病にかかってひとりっきりで淋しくこの世を去ります。
«椿姫»は初演からオペラの代表作として大成功をおさめ,愛の犠牲というロマンティックな永遠のテーマを美しく描いた作品として高い評価を受けました。オペラ・ド・モンテカルロでは1881年1月22日に初めて上演されて以来、なんと32人もの女性歌手がこのオペラの主役を演じています(アデリーナ パッティ、マルセラ センブリッチ、ネリー メルバ、クラウディア ムジオ、レナータ テバルディ、アンナ モッフォ、ヴァージニア ゼアーニ、日本公演で演じたアンジェラ ゲオルギューなど)。
«椿姫»はオペラ・ド・モンテカルロが開催するヴェルディ誕生200周年記念の幕を切る作品となります。2013年4月には«スティッフェリオ»が上演されます。
1月25日(金)ガラ 夜8時
1月26日(土)夜8時
1月27日(日)午後3時
1月30日(水)夜8時*
1月31日(水)夜8時
2月1日(金)夜8時*(お子様対象)
2月2日(土) 夜8時
2月3日(日) 午後3時*
全3幕
ヴェルディ作 (1813年〜1901年)
オペラ«椿姫»
インフォメーション : www.opera.mc
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