Monaco Red Cross Gala

モナコ赤十字ガラ舞踏会の歴史

モナコ赤十字は1948年にモナコのルイ二世が設立しました。モナコ赤十字舞踏会を初めて主催したのは若き日のレーニエ三世 です。このガラ舞踏会の目的は偉大なヒューマニスト、アンリ・デュナンの精神に忠実な慈善活動に貢献することでした。この年のスターはモーリス・シュバリエでした。毎年、素晴らしいプログラムが組まれ、1952年にはクリスチャン・ディオールのファッションショー、1953年のジジ・ジャンメールのショーなどが催されました。

モナコ赤十字ガラ舞踏会がエトワール・ホールで有名アーティストを迎えることになったのは1957年のことです。アーティストは、これまた有名な司会者とともに一回限りのコンサートを上演します。舞踏会では、毎年大好評を博している福引も行われます。豪華な福引の賞品に参加者たちも喜びます。
2021年度のモナコ赤十字ガラ舞踏会はいつもとは違った形で開催されました。モナコ大公アルベール2世はこの大きな慈善社交パーティーをカジノ広場で行うことを提案したのです。昨年のコンサートはジャズ風のコンサートでイギリス人のジェイミー・カラムが大成功を納めました。今年のスターはアメリカ人のアリシア・キースです。特設ステージがカジノ広場に設置され、2,000 人の招待客が入場する本物の屋外コンサート会場に変わります。
モナコ赤十字ガラ舞踏会には毎年大勢の観客と招待客が参加し、社会的貢献のための連帯感の強さを表しています。

グレース大公妃

モナコ赤十字ガラの創立10年後に会長が変わりました：モナコのグレース大公妃。大公妃の出席のもとに、ガラはエラ・フィッツジェラルド(1959年)、サミー・デーヴィス　ジュニア(1961年)、シャルル・トレネ(1962年)、サッシャ・ディステル(1963年)、ジルベール・ベコー(1968年)、シャルル・アズナブール(1970年)、シレ・バッセイ(1971年)などの有名人が参加しています。

ジョゼフィン・ベーカーのカムバック

1974年は重要な年となりました。舞踏会は新設のモンテカルロ・スポルティング　クラブで行われ、最後のカムバックをはかった大スターが真新しい舞台でパフォーマンス。その大スターとはジョゼフィン・ベーカーでした。当時68歳のスターは破産を経験しており、この舞台に上ったのは亡くなる数か月前のことでした。
その後、リノ・ルノー(1975年)、エンリコ・マシアス(1977年)、グロリア・ゲイノール(1979年)、フランク・シナトラ(1908年)などのスターが続いて出演。　1982年のグレース大公妃の事故死により、アルベール殿下が引き継いでモナコ赤十字ガラが催され、エルトン・ジョン(1984年)、ライザ・ミネリ(1989年)、ティナ・ターナー(1980年)、スティーヴィー・ワンダー(1984年)、リオネル・リッチ(2004年)などが参加しました。
創設60年を超えるモナコ赤十字ガラは活発な活動を続け、2011年には生きた神話と言われるジョー・クッカーがコンサートを行いました。

卓越した慈善活動

この素晴らしいガラ舞踏会でモナコ赤十字はその寛大な寄付者および、寄付金集めの活動に感謝の念を表しています。この寄付金は地域および国際的な活動資金として活用されます。

モナコ赤十字の美術作品

モナコ赤十字は30年以上前から美術作品を収集しています。それらの作品は世界的に有名なアーティストたちがガラ舞踏会の際に特別に寄付してくれる作品で、モナコ赤十字の価値観を表現するものです。 
それらの作品の多くはモナコ赤十字本部で展示されていますが、一部の作品は国際赤十字本部とモナコ赤十字の協定により、国際赤十字本部で開催される特別展示会のために貸し出しされています。

詳細はモナコ赤十字オフィシャル　サイトを参照してください。

モナコ赤十字ガラ　ビデオ !をご覧になってください。