環境保護に力を入れているモナコが国際森林デーに参加

発行日 2021/03/17
モナコ都市整備局がフランス森林公社と協力して国際森林デーに参加し、ガイド付き見学や一般向けの教室を開催

1970年代の終わり頃、3月21日は国際森林デーに指定されました。その主な目的は一般の方々に森林の様々なエコシステムの大切さを知ってもらい、森林を守るための意識を高めるキャンペーンを行うことです。
420 000 m²、つまり、モナコの国土の20%は緑に囲まれており、(私有地及び公有地を含む)、モナコはその森林資産を守ろうと常に努力していします。都市に樹木を植生するために数年前に樹木憲章が作成されました。その重要性と効果が現れ始めています。
樹木憲章によって、モナコのなかでも特に重要な樹木が3つの基準(生物学的基準、植物学的基準、文化・歴史的基準)に基づいて選ばれ、それらの樹木を散策する「モナコの文化・歴史的樹木コース」が指定されました。この散策コースは「森林破壊に反対することを約束するモナコ」というキャンペーンの一環でもあります。このキャンペーンではモナコ公国政府とアルベール2世財団、MC2D協会が協力しています。

モナコの文化・歴史的樹木コース にしたがって散策すると、グレース公妃バラ園や日本庭園、プチット・アフリック庭園、サン・マルタン庭園などのモナコの 有名な庭園 を通りながら散歩することができます。ユネスコ庭園のようにあまり知られていない場所を発見するにも良い機会となることでしょう。
ロシェ(モナコの断崖)に位置するサン・マルタン庭園には生物多様性の散策道があります。ラベル認定のために実施された動物と植物のリスト作成により、サン・マルタン庭園は動物たち(ヨーロッパヒメウ、ハヤブサ、こうもり等 )が生存する大変豊かな自然を誇る場所であることが明らかになりました。モナコ観光局が行った活動の一環として、サン・マルタン庭園は、バラ園、日本庭園、ソベール館庭園と同様にEVE(環境保全緑のスペース)ラベル認定を受けました。
3月21日の国際森林デーには、モナコはフランス林業公社と協力して様々な活動を紹介する教室を開催します。会場はサン・マルタン庭園です。森林とモナコの文化・歴史的樹木に関する教室は一般公開されます(入場無料)。



これらの教室は入場無料 ( 要予約) です。モナコとフランス 林業公社が森林や庭園で行った整備の成果をどうぞご覧ください。



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