2024年度ツール・ド・フランスの最終走行区間はモナコからスタート!

発行日 2022/12/16
2024年度ツール・ド・フランス最後のタイムトライアルレースはモナコ〜ニースのプロムナード・デ・ザンングレ間で行われることが公式に決定!

「パリの代わりになる場所を見つけるのはとても難しいです。ツール・ド・フランスの最終日にふさわしい素晴らしい場所が必要でした」とはツール・ド・フランスのディレクター、クリスチャン・プリュドムの弁。プリュドム氏は12月3日、モナコ・ヨットクラブにてアルベール大公と共に、この知らせを公式発表しました。

モナコは2024年度ツール・ド・フランスの有終の美を飾る舞台として選ばれたのです。この最終日はモナコならではの風景を背景に、選手たちはニースのプロムナード・デ・ザンングレまで個人タイムトライアルレースに挑みます。この知らせを聞いて多くの選手たちが喜ぶことでしょう。というのも、ツール・ド・フランスに参加する選手たちの多くがモナコに住んでいるからです。モナコは海と山に囲まれ、美しい地中海を見下ろすカーブの多い道と峠があるという、自転車レース選手にとっては他にはない理想的なトレーニング場所なのです。

走行区間の詳細についてはまだ明らかにされていませんが、モナコ〜ニース間の高低差が多い道程と、少なくとも30kmの直線が含まれる区間になることは間違いありません。プリュドム氏は「恒例のシャンゼリゼ大通りでの最終区間は美しいレースではありますが、勝敗結果には影響がありません。2024年の最終区間は観客にとっては興味あるレースとなることでしょう」と云っています。というのも、モナコ〜ニース間のこのタイムトライアルはツール・ド・フランスの選手たちの最終的な順位を左右することになるかもしれないからです。
パリがツール・ド・フランスの最終区間とならないのはパリ・オリンピック開催の都合によるものです。パリ以外の地域がツール・ド・フランスの最終区間となったは年は1903年と1904年にまで遡ります。モナコがツール・ド・フランスの走行区間となったのは2009年で、実に15年ぶりのことです。2009年のツール・ド・フランスではモナコがスタート地点となり、モナコF1グランプリの区間の一部をロードレーサー達がヴァール県に向かって走りました。モナコ大公アルベール2世もモナコでツール・ド・フランスが再び開催されることをとても喜んでいます。
2024年7月21日はモナコでール・ド・フランスの最終レースを観戦しましょう!

写真クレジット: DR / Axel Bastello - Palais Princier