モナコから出発するおすすめ4大ハイキングコース!

発行日 2023/03/30
表面積2 km²の小さな国モナコでは他ではできない体験ができます。モナコかスタート地点の散歩やハイキングコースは様々でとても楽しめます。地中海沿岸を歩いたり山や丘に登ったり、これからの暖かい季節にぴったりのアクティビティ!

キャップ・ダーユの地中海沿岸コース

地中海に沿って歩く3km強の風景がとりわけ美しいハイキングコースです。フォンヴィエイユ港を越えると道が現れるこのハイキングコースでは、キャップ・ダーユ港とマルケ・ビーチという見所があります。地中海沿いという素晴らしいロケーションで異国情緒あふれる植物の香り、20世紀初頭に建築された夢のような邸宅、おもしろい地質構造や歴史的建造物などが全て楽しめるハイキング。地中海に沿って進み、ちょっとしたスリルを感じられる狭い小道を通り過ぎると秘密の場所マラ・ビーチに辿り着きます。岸壁に寄りかかっている小屋が異国情緒を引き立てています。ここには、かつてはコートダジュール地方でも最も美しいとされていたパラスホテル、エデン・パラスがあります。グレタ・ガルボ、ウィンストン・チャーチル、サーシャ・ギトリのリビエラ地方での定宿としても知られていました。
詳しくはこちらから→  https://randoxygene.departement06.fr/littoral/sentier-de-cap-d-ail-9334.html

 

ル・コルビュジエ(キャップ・マルタン周回)コース

キャップ・ダーユの向こう側、ホテル・モンテカルロビーチを通り過ぎるとマルタン岬が見えてきます。マルタン岬は地中海とモナコを見下ろす、自然が美しい場所です。アンティーブ岬及びフェレ岬とともにコートダジュール地方の指定自然公園を成しているマルタン岬では19世紀末やベルエポック時代の豪華な邸宅を見ることができます。この海沿いのハイキングコースではシルノス館の近くを通ります。シルノス館にはナポレオン三世の妻ウジェニー・ド・モンティジョが住んでいました。その近くにあるのが、建築界のアイコン的存在ル・コルビュジエが建築した、ユニークな集合建築物キャップ・モデルンヌ。E-1027と名付けられた住宅と小屋から成るこの建築物はミニマリスム的住居についてのル・コルビュジエ考察を物語っています。是非お見逃しなく。地中海に沿ってさらに進むとマルタン岬の向こう端に到着します。マントンやイタリアが遠くに見えます。

詳しくはこちらから→  https://randoxygene.departement06.fr/littoral/tour-du-cap-martin-9331.html

 

 

キャップ・ダーユ経由でテート・ド・シアン岬まで

モナコはスロベニアからモナコまで、オーストリア、ドイツ、リヒテンシュタイン、スイス、フランス経由で8カ国を股にかける山岳ハイキングコースに位置してます。門戸の美しい風景が見渡せるモナコ大公宮殿からスタートしたらダーユ岬経由でトゥルビ村までの登り道を歩きましょう。周りのあまりに美しい光景には息を呑むことでしょう。標高550mのテート・ド・シアン岬まで登りつめたらパノラマの風景を楽しむことができます。東を見るとモナコ、キャップ・マルタン(フランス)、イタリアの3カ国が一望でき、西にはキャップ・フェラとキャップ・アンティーブが見えます。詳しくはこちらから→ https://randoxygene.departement06.fr/pays-nicois/tour-de-la-tete-de-chien-9300.html

 

アジェル山周回コース

アジェル山は古代ギリシャ・ローマ時代から重要な戦略的地点として知られ、モナコを見下ろしています。頂上が平たい地形なので1953年からはフランス軍隊の駐屯地として利用されています。このハイキングコースは全長約9km。モンテカルロ・ゴルフクラブを過ぎると出発地点が見えます。空と海に挟まれたアジェル山の山腹を歩くこのハイキングコースは、北はメルカントゥール山脈、西はプレアルプ・大ジュール自然公園、東は地中海を見下ろす展望台に囲まれており、壮大な自然を満喫できます。コースの後半ではよく気をつけていると、象を見ることができるかもしれません。フォンボンヌ地区にはモナコ公女ステファニー・ド・モナコが飼っている象がおり、モナコ太公家の別荘であるロカジェル館があります。ここは、第二次世界大戦中はモナコを占領していたドイツ軍のラジオ局でした。大戦終了後はフランスとモナコの領土となり、モンテカルロ・ラジオが開設されました。
詳しくはこちらから→  https://www.visorando.com/randonnee-le-tour-du-mont-agel/

 

写真クレジット: Oficina de información de Cap d'ail / DR /Camille Moirenc / DR / Best Jobbers / BBO Studio