「パテ・ベイビー」特別展覧会 〜 今まで見たことがないモナコ 〜 !

発行日 2023/04/19
モナコ・オーディオビジュアル研究院の努力が実り、カメラ「パテ・ベイビー(Pathé-Baby)」のレンズを通してモナコを見ることができるようになりました。ジェローム・セドゥー=パテ財団とモナコ・オーディオビジュアル研究院が前世紀に協力したおかげで残っているアーカイブです。驚くようなタイムスリップができる展覧会!

1922年、シャルル・パテはNetflixの先祖ともいうべき「ホームシネマ」のコンセプトを打ち出し、9.5mmタイプのビデオプロジェクター「パテ・ベイビー(Pathé-Baby)」の初モデルを販売しました。このプロジェクターのおかげで多くのフィクション映画や教育映画が撮影されました。

「パテ・ベイビー」のカメラの使い方は簡単だったのでモナコの一般家庭が当時のモナコの日常生活を撮影し始めました。普通の一般のモナコ住民が自身の家族のイベントなどを撮影し、その画像がプライベートな年代記録映画となって残っています。プライベートな家庭内のイベントだけではなく、その画像の背景には1925年から1970年までのモナコの様子も映っています。「パテ・ベイビー」とその後に出てきた9.5mmタイプのカメラのおかげでモナコという国が変貌する様子が大変よくわかります!

モナコの歴史に興味がある方やよくご存知の方は、今となっては忘れられた、旧カジノ広場や20世紀半ばのエルキュール港、落成してまもないモンテカルロ・ビートホテルの様子などを思い出すことができるでしょう。観光でモナコを訪れている方達は、モナコのアイコン的存在となっている場所を当てたりするのも楽しいことでしょう。

これらの革新的デバイスはモナコでは4ヶ所のお店で販売されていました。その一つは「Riviera Photo」という専門店で、今でもモナコの中心地であるグリマルディ通り22の乙番地(22 bis, rue Grimaldi)で営業しています。

モナコ・オーディオビジュアル研究院(83-85 boulevard du Jardin Exotique)の一室で発見された、モナコの日常生活と歴史を綴る、未公開のアマチュア動画。それらの貴重な動画を収集、保管、そしてモナコの映像の歴史として価値を高めるのがモナコ・オーディオビジュアル研究院の使命のひとつです。 

写真クレジット: Philippe Fitte pour l'IAM/ Clément Martinet